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「上方舞 吉村会 五世家元 二十三回忌追善」で「葵上」を舞います

2021/08/12

9月5日(日)に延期した「上方舞 吉村会 五世家元 二十三回忌追善」で「葵上」を舞います。
去年の5月から再延期してやっと開催できます。

場所: 国立劇場大劇場
日程:9月5日(日)
時間: 第一部 12時開演


当日券があります。詳しくは、「上方舞 吉村流 公式ホームページ」を参照してください。

地唄「葵上」は能からとった本業物になります。ご存じのように「葵上」は「源氏物語」の中の一巻ですが、能や地唄の「葵上」は、主人公が葵上ではなく、六条御息所です。
葵上は舞台上に置いてある小袖で表します。この舞の難しさは、御息所という高貴な身分の主人公から発せられる悲しみや恨みのはげしさを、高貴さを失わずにどのように表現するかという点にあります。

吉村流でははじめ、悲しみから入り、途中懐かしい気持ちになり、そして、悲しみ、怒り、憎しみが強まり、鬼になって終わります。
衣裳は変わらず、最後に扇子の代わりに撞木を持ちます。能ではうち杖ですから、少し表現が柔らかいのかもしれません。(精一杯踊らせていただく所存です。)